論語 憲問 四十一

白文


子曰:「上好禮、則民易使也。」


訓み下し文


子曰はく:「上、禮を好めば、則《すなは》ち民使ひ易し。」


語釈(その他)

・禮…「豐」字(「豊」字の旧字)はおそらく「豆」(台)の上に聖櫃を据え、その中に十戒を刻んだ石板二枚を納めた様子を表したものだろう。したがって、その原義は神との契約を象徴・形象化するもののことであり、そこから「禮」字は神の説く根本原理一般を指すようになったと思われる。また、魂のような神秘的存在がこの世に形あるものとして現れたのが身体(つまり、魂が脱いだり着たりする「衣」のこと)であると考えられたことから、「體」字は裏の原理がこの世で具象化する形体(形あるもの)一般を指す。ちなみに、「受」字の原義は「舟」(日本で言うところの神輿)を担ぐことであり、伊勢神宮外宮に奉祀されている「豊受大神」は聖櫃(アーク)を興立していることになる。また、このような推論は原始ユダヤ教との類似点を指摘するいわゆる「日猶同祖論」とうまく符合する。

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